くらし情報『アフリカに「医」を届ける医師 内戦スーダンの村人たちとの交流秘話』

アフリカに「医」を届ける医師 内戦スーダンの村人たちとの交流秘話

花園に出場することはかなわなかったが、ラグビーは多くのことを学ばせてくれた。

「痛い思いをしながらボールを守る。グラウンドにいる15人と控えの選手を含めて、自己犠牲をして成り立つスポーツです」

今、「ロシナンテス」事務所の壁に掲げられている活動理念が《目の前で困っている人を助ける家族の絆と地域の和を大切にする一人はみんなのために、みんなは一人の為に》なのは、ラグビー経験が土台となっているのだろう。

高校卒業後、人の役に立つ仕事をしたいと考え、2浪して九州大学医学部に進学。そのころ元ラグビー部マネージャーだった佳代さんは、広島の大学に通う3年生。

「定期的に北九州に帰省していたし、よくラグビー部で集まるので、そのうちに遠距離交際するように。片道6時間かけて広島に会いに行っていました。帰りは深夜に広島を出発して、朝からの授業に出ることも。
とにかく体力はありますから(笑)。

医学部6年生になって卒業するころ、佳代は北九州に戻って特別支援学級の教師をしていたので、医大生の私はヒモみたいなもの。けじめをつけるためにも、卒業を機に結婚することにしたんです」

4月には結婚式が執り行われた。

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