「悪について何度も考えた」要潤 ライダー俳優を飛躍させた19年前の映画
WEBメディアのインタビューによると、要は撮影前から紀里谷監督と相談し、悪役を作り上げていったという。
《“悪”というキャラクターについて、自分なりに考えました。監督とコミュニケーションを取る場が撮影前に何度も設けられたのですが、そこでも“悪”について、バラシンの中にある“悪”について話し合いました。
“悪”なんですけれど、悲痛な叫びを持つ“悪”であり、自分が今までしてきたことを十分把握している“悪”なんです。自分の行動に間違いはないと思っているだろうし。でも、恋人が死んで彼の中で何かが少し変わり、自分が死ぬ時に全てが見える。要するに、成長していくキャラクターでもあるんです。僕自身、成長していく人間は純粋な心の持ち主なんじゃないかと思っているのですが、そういう意味ではバラシンも純粋な男ですよね》
自分が演じるキャラクターをここまで徹底的に分析した経験を経て、要は確かな手応えを感じたという。
《俳優としての自分のステップアップになった作品であることは間違いないです》
正統派イケメン俳優としてデビューしながら、現在は名悪役としても活躍する要。一つの役でも決して手を抜かず、悪役の悲哀すら徹底的に掘り下げる。そんな芝居への「純粋」さゆえに、現在も俳優として成長し続けられているのかもしれない。
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