くらし情報『痴漢や盗撮犯を追い詰める動画が話題も…流行りの「自警団系YouTuber」に潜むリスク、暴行罪に問われることも』

痴漢や盗撮犯を追い詰める動画が話題も…流行りの「自警団系YouTuber」に潜むリスク、暴行罪に問われることも

「何もしていない」と主張する男性に「被疑者なんで」と詰め寄り「次で降りますよ」と大勢で取り囲んだ状態で降車させ警察を呼ぶが、被害者もおらず解散となる。

こうした行き過ぎとも思われることもある“自警団”YouTuberの行為は法的に問題ないのだろうか。弁護士法人松本総合法律事務所代表の松本賢人弁護士は次のように話す(以下、カッコ内は全て松本弁護士)

「自警団的なユーチューバーの行動が全て誤りではなく、中には社会的意義を有するものもあるかも知れないがですが、その行動の目的が最終的には広告料収入にあり、過去の事例を見ると、閲覧者を増やすため撮影者が思慮を欠く行動に出やすい傾向はあるので、そうしたやり過ぎの活動については、法的責任が発生する場合があります。どのような責任が生じるのかは具体的な事情次第ですので個別具体の事情によります」

例えば、前述の3時間駅を徘徊していただけの男性の動画のケースの場合は次のようなことが考えられると言う。

「これは、取り囲んでの詰め寄りや詰問の評価にもよりますが、条例違反を理由に捜査機関に連れていかれかねないと畏怖させる行動との評価もありえます。そうなると強要罪としての刑事責任を負う可能性があります。

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