でも今の時代はシビアです。55歳で役職定年になったり、再雇用でも収入は減少するなどの現実もあり、赤字が続いている人も多いです。
また、30~40代のパワーカップルと呼ばれ、夫婦合わせると年収1千万円を超える人でも、住居費や固定費、子供の教育費と費用をかけすぎて貯まらないことも多い。この共通点は家計の見直しも『今は忙しいから』『子供が夏休みだから』と、言い訳をして『いつかやろう』『なんとかなる』と、ずっと先延ばしにすることです」
一方、年収300万~400万円でも、10年間あれば、1千万円貯めた人も多くいると横山さん。
「『今、自分が家計をなんとかしなきゃ』と、お金への意識を持つこと。面談を終えて自宅に戻ってすぐに休む間もなく、『先ほどの質問の光熱費の明細です』と、フットワーク軽く、素直にアドバイスを即実行してくれる人は、数ヵ月後には赤字を解消し貯蓄も増えていきます」 今回、横山さんに、貯まる人と貯まらない人の、それぞれの特徴を聞いて、イラストにしてみた。【1】あちこちに置かれた日焼け止め
「使いかけがあるのに出先で買ってしまうのは、モノの管理ができていないため」
【2】冷凍庫に保冷剤が8個以上
「多すぎると冷凍スペースの邪魔に。