くらし情報『「増税メガネ」岸田首相が頑なに減税をしようとしない「不都合な真実」』

「増税メガネ」岸田首相が頑なに減税をしようとしない「不都合な真実」

(森永さん・以下同)

たしかに、シンプルに消費税を減税するほうがわかりやすくて公平だ。

「しかも、コロナ対策で、世界90カ国以上の国が景気対策として消費税減税を実施。物価高対策や実質賃金の上昇など減税の効果が非常に大きいことはわかっているんです」

岸田首相には「減税」という発想がそもそもないと森永さんはこう言う。

「わかりやすくいえば、岸田首相は、財務省官僚の『ご説明攻撃』にまんまと取り込まれてしまったのです」

詳しく解説してもらおう。

「財務省は、旧大蔵省の時代から“予算における支出と収入は一会計年度で一致すべき”という財政均衡主義。つまり税収の範囲内で歳出を収めることを金科玉条としています。
そんな財務官僚が、岸田首相の最側近として、朝から晩まで“ご説明”と称して『財政を健全化しなければ日本は大変なことになる』と言い続けているのです。
もしかしたら『日本の財政を健全化できるのは、岸田首相、あなたしかいません』くらいは言っているかもしれません」
そんな財務官僚に籠絡されてしまった?

「岸田首相が取り込まれたのが明らかなのは、2020年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)

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