趣里 大怪我でバレリーナ断念、恋人が芸能界追放…朝ドラヒロインまでの“十四光”ではない壮絶半生
(演劇関係者)
留学中は寮で暮らしていたという。慣れない海外生活での苦労を趣里はこう語っている。
《最初はホームシックになりました。毎日電話してしまって、国際電話だから金額がすごいことになっちゃいました(笑)。(中略)レッスンもハードでしたし、加えて午前中が学科で、数学などの授業を受けていました》(『週刊朝日』)’20年9月18日号)
プロを目指して、バレエ漬けの毎日を送る趣里に悲劇が襲った。
「アキレス腱断裂、足首剥離骨折という大けがで、帰国を余儀なくされたのです。日本に戻ってきてからは一般受験で大学の文化部芸術学科に合格し、大学に通いながらリハビリを続けていたそうです。しかし、医師から『前みたいには踊れない』と告げられ、バレエの道を諦めることになりました」(前出・演劇関係者)
趣里はそのときの心境をこう振り返っている。
《これからどうしたらいいのだろうか?という絶望しかなく、死んだ方がましだと思っていました。極限の精神状態でしたね》(「スポーツニッポン」’16年10月15日付)
夢破れ、絶望する彼女は家で塞ぎ込んでしまったという。
「将来への不安と、『自分のやりたいことを応援してくれて、留学までさせてくれた両親に申し訳ない』という気持ちで、一時はひきこもりのようになってしまい……。