2018年3月30日 06:00
寛 一 郎「祖父のことは“れんちゃん”と呼んでました」
「祖父のことはおじいちゃんって呼んだことがなくて、“れんちゃん”って呼んでました。たぶんどこかで僕に役者になってほしかったのかな。小さいころ、僕が遊んでる横で『歌はセリフのように、セリフは歌のように……』とか、独り言のように話すんです。今思うと何か教えようとしてくれていたのだと思います。祖父は身体全体で声を鳴らすんです。だからこそ残るものがあったんですよね。親父は僕が隣にいて誰かと話しているとき、その相手越しに僕に伝えたいことを言うときがあります。照れくさくて向き合って話すことはできないけど、遠回しに伝えようとしてくれているんです。
以前は反抗期で、親父が家にいるだけで嫌でした(笑)。デビュー前に役者という仕事を見つめ直してから、関係が変わってきましたね」
祖父や父から学び、今、寛 一 郎が目指す道は。
「今、表に出ている役者にないものを自分のものにしたい。いただいたお仕事に真摯に向き合っていきたいです」
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