2018年4月2日 06:00
高島礼子 女性納棺師を熱演「自分も人生を大切にしなくては」
ですから納棺師の仕事はとても大事。ご遺体を生前の元気なころの姿に戻すことができれば、故人の幸せな顔が家族に一生残るのですから」
劇中、幼いころに両親を交通事故で亡くし、ずっと後悔に苛まれる女性に向けた言葉がある。“申し訳ないと思っているのは亡くなった両親のほう。成長する姿を見守ってあげられなくて”、と。
「この言葉に私自身が救われました。私は母を20歳のときに亡くしずっと後悔しているんです。もっともっと親孝行ができたのではないだろうかと。入院中の母に成人式の振り袖姿を見せることはできましたが、その年の5月に亡くなりました。
まだ46歳でした。自分が母と同じ年になったとき、母はまだこんなに若かったのかと……。今は母にできなかったことをとことん父にしてあげたい。おかげさまで父は長生きをしてくれて、現在93歳になります」
納棺師は、遺族のためにこそ必要だと語る。
「ご遺体が血色のいい幸せそうなお顔をしていれば、『それなりにいい人生だったと、きっと満足していたよね』と家族も納得できると思うからです。遺された人たちはこれからも生きていかなくてはならないのですから」
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