2018年4月4日 06:00
貴乃花親方 2階級降格の陰で景子さんが漏らした意外な本音
親方の決断を、女将である景子さんはどう思っているのか。辻本氏はこう続ける。
「ホッとしていると思います。というのも暴行騒動後に親方の態度が軟化し始めたころ、彼女が『もう闘わなくて良いのでしょうか?』と聞いてきたことがあったんです。言うなれば終戦直後の母親たちと同じ気持ち。(日本が)無条件降伏をして、身も心もボロボロ。でも夫も子も命だけはなんとか助かった。それだけで御の字だったのです。
女将さんは必死に夫を支えようとしていましたす。でもやはり、ギリギリの精神状態だったのでしょう」
今後は「審判部」に所属することになる貴乃花親方。最悪の事態は免れたとはいえ、前途多難な道のりが待ち受けているという。前出の辻本さんがこう打ち明ける。
「さっそく審判部の一員として、巡業に同行するよう言われたそうです。少し前まで、親方は巡業部長。巡業でいちばんえらい立場でした。しかしこれからはいちばん下の立場で同行することになるわけです。
他の親方から責められることも多いはず。きっと、たいへんだと思います。それでも親方が言うように、ゼロからやっていくしかないんですよ」