くらし情報『荻原博子が解説、意外と知られていない18年「社会保険の壁」』

2018年4月6日 16:00

荻原博子が解説、意外と知られていない18年「社会保険の壁」

(荻原さん・以下同)

また、’16年10月からは、社会保険に関して“106万円の壁”も登場した。従業員501人以上の企業で、年収が106万円以上になるなどの条件を満たすと、社会保険の加入が義務付けられる。

「このように、働く女性の前に今あるのは、税金面の150万円の壁と、社会保険に関わる106万円、130万円の壁です。このうち、負担が大きい社会保険の壁なので、配偶者控除改定の検討段階から、『社会保険料を見直さないと、配偶者控除の拡大だけでは、女性の働き方を変えられない』という意見もありました」

先日、興味深いアンケート結果が発表された(’18年2月・しゅふJOB総研)。配偶者控除の改定は73.1%の人が「知っている」と回答。認知度は低くない。

「ところが、『’18年は年収いくらまで働くか』という問いには、夫の会社で家族手当が支給される場合、その支給要件であることが多い『103万円以下』と答えた方が23.9%。また、夫の社会保険の扶養から外れない『130万円まで』が19.1%と、これまでと働き方を変えない方が目立ちます」

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