くらし情報『ダイエット中で発見遅れ…漫画家・内田春菊が“がん”に気づくまで』

2018年4月8日 06:00

ダイエット中で発見遅れ…漫画家・内田春菊が“がん”に気づくまで

病室から見える風景は、いつもと変わらない。だが、内田さんの体は大きく変化していた。

「カテーテルで排せつしているからよくわからなかったんだけど、看護師さんがお尻のほうとか、脇腹の傷口を確認しているのを見て、“ああ、なっちゃった”って……」

初めてシャワーを浴びたとき、「お尻がありえない形になっちゃった」と落ち込んだ。

「でも、退院しても現実は受け入れざるをえないというか、ストーマ(人工肛門の総称)の生活は余儀なくされますからね。それでもすごく救われているのは、人工肛門の装具が進化していることです」

身につけている1枚800円ほどの使いきりの袋や、2日で1回くらい取り替える500円ほどのフィルターなどの器具は、これから一生涯使い続けることになる。

「でも、慣れれば着脱は簡単だし、排せつ物をためる袋は1日1回、取り替えるだけ。袋は中身の見えないタイプもあるんです。お風呂も普通に入れますから、まだ行っていませんが、温泉にだって入れます」

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