2018年4月8日 11:00
人工肛門でも前向きに!『がんまんが』で描いた内田春菊の闘病生活
将来、介護生活になっても、おむつの取り替えの必要はないし下の世話は楽だなんて思ったりして(笑)」
患部も、息子が「梅干しみたい」と表現したそのままの形状だ。
「おなかから取り出した大腸の表面はクニャクニャしていて、お風呂に入ると色が白くなったり、体調を崩すと赤い点々が出てきたり。けっこう“表情”があって、今は愛おしい存在です」
自分の体を受け入れ“無理はしない”ことも心がけるようになった。依存症のように飲んでいたお酒も、やめてから1年ほどたった。
「医者から『がん患者にお酒までやめろとは言えない』と言われていましたが、飲みすぎは何しろ大腸に悪いし、絶対に再発は防ぎたいので。そもそも悩みを忘れるためにお酒を飲んでいましたが、それで解決するわけではないから。結局同じことで翌日はまた落ち込むんですね。だったら、最初から悩みに向き合い、受け流していけばいいんですね」
酒と同時に、これまで絶やさなかった恋愛も卒業。
「私の男性遍歴を知っている親しい友人からは『絶対無理でしょ』って言われますが。