くらし情報『シルクさん「余命半年」胃がん母に“笑顔”戻った理由』

2018年4月13日 06:00

シルクさん「余命半年」胃がん母に“笑顔”戻った理由

(シルクさん・以下同)

その場にいた2人の妹たちに、「もっと母に生きてもらって、これからの6カ月をみんなで頑張ろう!」と声をかけた。

胃を全摘した富美子さん。これからは、胃腸に負担のかかる普通の食事はできない。野菜ソムリエプロの資格を持つシルクさんだが、食材選びから調味料、そして調理法に至るまで、これまでの食生活を根本から覆すほど猛勉強したという。とくに調理法では、油で揚げる・焼くといった料理が激減。土鍋や蒸し器を使った、蒸す・煮る料理を中心に考えた。

そしてシルクさんが、食生活の改善と並行して取り入れたのが、筋力トレーニング。

「母は82歳のときにがんの手術をしました。
年齢とともに筋力が衰えてくると、家の中で転倒して複雑骨折することもありうる。そこから再び入院となれば、さらに筋力が落ちていく。そうならないために、自分のピラティスインストラクターの知識を生かしつつ、どこでも使えるフレックスバンド(ピラティスで使う伸び縮みするバンド)で、無理なく足腰を鍛えてもらうようにしたのです」

週に3~4日、富美子さんと一緒に暮らしているというシルクさん。

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