2018年4月13日 06:00
シルクさん「余命半年」胃がん母に“笑顔”戻った理由
仕事で家を空けるときは、2人の妹がサポートしてくれている。
「母ががんになるまで、LINEなどしたことなかったけど、がんをきっかけに3姉妹でLINEを始めて、母を細かく観察するようになりました(笑)」
そんな3姉妹の献身的なバックアップが奇跡を起こす。余命6カ月を宣告された富美子さんだったが、全摘手術から3年6カ月を経過した今もお元気なのだ!
「触診するとがんはあるんです。でも、大きくなっていない。抗がん剤の量も通常の半分にしてもらっています。担当医の先生も『奇跡だ』とおっしゃっています」
じつは食事と運動のほかに、富美子さんを元気にさせたもう一つの要因がある。それは「ドッグセラピー」。余命宣告を受けた後に、シルクさんは心のケアになると思い、富美子さんが大好きなヨークシャーテリアを飼うことにしたのだ。
「名前はルチア。今では母の腕枕で一緒に寝ています(笑)。このルチアがとても役に立っています。母が『散歩に連れて行ってあげないとかわいそう』と言いながら、外に連れ出すんです。散歩中にはご近所から声をかけられますし、誰かとしゃべってから帰ってくる。