2018年5月28日 11:00
結婚はあくまで自分のため!「熟年婚」成功する関係の築き方
(倉田さん・以下同)
では、人生の下り坂が視野に入ってきてからの熟年婚の相手に求める基準とはどういったものなのだろう?
「お互いいい年になっているわけですから、大抵の人は自立して生きてきていますよね。経済的にも精神的にも誰かに寄りかかる必要がない。そう考えると、熟年婚の基準というのは、自分の人生を自由に生きるのを妨げない人かどうか、ということなのかもしれませんね」
また、幸せな「熟年婚生活」を送っている女性は、夫婦でベタベタするわけではなく、のろけ話も自然なのが特徴だと倉田さんは見ている。
「ある程度の年齢になると、若いころの男女関係とは違い、一緒にいるだけで安心感が得られたり、体の接触も穏やかなものになってきますよね。手をつなぐにしても、もちろん『恋人つなぎ』じゃなくなりますし(笑)」
倉田さんによれば、こうした穏やかな関係からスタートできるかどうかも、熟年婚成功の鍵だという。
「交際期間が長いのも熟年婚の特徴。阿川佐和子さんにしても急に恋に落ちてというふうではないですよね。あと最近読んだ、たかぎなおこさんのコミックエッセイ『お互い40代婚』はまさにおだやかスタートの好例でした。