2018年5月31日 16:00
「50歳からの保険」は共済で!専門家挙げるメリット
しかし、共済は非営利であるため、毎年度末の決済で加入者に割り戻される仕組みです。だいたい掛金の10〜30%ほどの割戻金があります」(風呂内さん)
たとえば都民共済の場合、「総合保障4型」といわれるベーシックな商品で、割戻率は38.66%だ(’16年度)。つまり年間の掛金が4万8,000円なら、1万8,556円も戻ってくる計算だ。ちなみに割戻金はコープ共済の女性向けの共済「L3000」は22.6%、全労済の「総合タイプ」は16.6%だった。
■シンプルなラインナップ
「生保は、加入者の生活状況や家族構成によって『死亡保障を手厚くしたい』『自分にあったプランを細かく計算したい』とカスタマイズできるメリットがあります」(平野さん)
保険に詳しい人なら上手な商品を作れるだろう。しかし、よくわからないまま将来の不安ばかりが先行し、“いらない保障”も加え、見直しをしないまま高額な保険料を払い続けるケースも少なくない。
「共済はカスタマイズできない分、商品ラインナップがシンプル。都道府県民共済を例にとると、18〜64歳まで加入できるメイン商品は、入院から死亡まで幅広く保障する『総合保障型』と、医療費保障を重視した『入院保障型』に絞られており、シンプルでわかりやすいといえます」