くらし情報『異性との関係、育児…女性の人生に潜むアルコールという罠』

2018年6月2日 11:00

異性との関係、育児…女性の人生に潜むアルコールという罠

 

幻聴・幻覚に苦しんだり、心身ボロボロの状態で駆け込んでやって来る女性たち。

「『とうとう島流しにされた』『あたしの人生はここでおしまい』と絶望していた人が、共同生活をして、回復プログラムを体験していくなかで着実に変わっていくんです」

フラワーガーデンのデイケア施設では、午後のプログラムで「傾聴ワーク」が行われていた。

2人1組で相手の話を聞き合ったあと、「ペアになって向き合ってみると恐怖感もあり、改めて私は相手の目を見て話すのが苦手とわかった。ダメだね~」と感想を述べる50代女性に対して、スタッフで、自身もアルコールやギャンブル依存症から回復したここの卒業生でもあるハルさん(38)は、「いや、落ち込むことはないです。実はそれこそが、このワークの目的でした。よく自分を冷静に分析して、なおかつ言葉にできましたね」と話した。

「依存症になる人は、子どものころから、自分の思いを言葉にする言語化が苦手です。それも、生きにくさの1つになっていたんですね」

感情表現や依存につながる行動パターンを見直す回復プログラムが、午前と午後にデイケア施設で行われ、その間に集会や余暇の時間が設けられている。

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