は視野に入っているとしても、最終目的は話し合いで理解し合いたい、ということでした。要は、「夫婦の話し合いの時間を持とう」ということなんですが、ぼくはこのとき話し合いに応じる気になりました。それってなぜなのか。
【渡邊が妻からの話し合いに応じることになった理由】
①妻が話し合いを切り出してくれたこと
周囲に聞いても、夫婦関係に問題が発生した場合に、夫から解決に向けた話し合いを提案するということはほとんどないように思います。だいたいは妻が提案するか、または、妻も提案しないか。提案できる妻はよくて、提案しない妻はダメ、ということではなくて、話し合いの提案ってすごく難しいんですよ。
例えば、部下に肩たたきをすることを想像してくださいね(「肩たたき」って古い? 今で言う「リストラ」のことです)。もしくは、社長に退職届を出すイメージでもいいです。これ、なかなか勇気がいりますよね。そのくらいの覚悟で妻は夫に「話したいことがある」と言うんです。ぼくは過去に転職経験があって、そのことを妻に相談するときにすごくエネルギーを使ったので、「話したいことがある」のハードルを知っていました。
②相手を攻撃するのではなく、話し合いであるというスタンス
妻はこのとき「産後に夫婦の会話が減ったから、コミュニケーションが取れなくなっている」
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