その頃5歳だった私の甥っ子に「こいのぼりが欲しい」とせがまれて近所に買いに行ったのですが、手頃なサイズのものが見つからず。せっかくだから何かで代用したオリジナルのこいのぼりを作ってあげたら喜ぶのではないか、と思い立ったのがきっかけです。
――薬味のパッケージで代用するという発想はどこから?
ダンボールビーダマンさん「何を使えばこいのぼりらしく見えるか」を考えながら100円ショップの商品を見ている中で、これだ!とひらめいたんです。
チューブの薬味はどの家庭にも置いてありますから、甥っ子にとっても身近なもので作ればそのギャップも込みで楽しんでくれるだろうと考えて選択しました。
チューブは形状がこいのぼりに似ていて、バリエーション豊かでカラフルなところもぴったりでした。こいのぼりの目はメーカーロゴの“S”を切り取って貼り、「吹き流し」は短冊状に切った外箱を使いました。
目と吹き流しを作成したことで、グッとこいのぼりらしさを増すことができました。その甲斐もあってか、甥っ子も“薬味こいのぼり”を一目見て「こいのぼりだ!」と反応したあと、よくよく見ると「なんだこりゃ!?」と気づいて笑ってくれました。
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