2歳の子どもが肺炎で入院
息子が2歳になったばかりの頃の話です。
せきがひどいので小児科を受診したところ、肺炎と診断され、そのまま大きい病院に入院することになりました。
その病院は、乳幼児の入院には付き添いが必須。
仕事をしていた私は、仕事が終わったら家に帰って着替えなどを用意し、病院に向かい、息子に付き添って病院のベットで添い寝し、朝は病院から出社する……というハードな生活に。母とときおり交代しながら、なんとかまわっている状態でした。
そんな日々が1週間ほど続いた頃、疲労もあってか私も体調を崩してしまったのです。
4人部屋の病室で、咳が止まらない
夜中、病室のベットの上、息子の横で寝ていると、ゾクゾクと寒気が。
そのうち咳が出て、ついには咳が止まらなくなってしまいました。
息子と泊まっていたのは、4人部屋の病室。私たちのベッドのすぐ隣には、同じく小さな子どもと付き添いのお母さんが寝ています。
私は申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたが、寝ている息子から離れるわけにもいかず、咳をできるだけ押し殺すようにして横になっていました。
看護師さんが連れて行ってくれたのは…
そんな私に気が付いたのか、夜中の見回りをしていた看護師さんが、そっと声をかけてきました。