「怒られる!」ベビーカーで電車に乗れずモタついていると数人の男女が近づいてきて……
「ここでモタモタしていたら迷惑をかけてしまう」とパニックになってしまいました。
今思うと、子どもの安全を確保しながら速やかに電車にベビーカーを乗せるということを、意識し過ぎていたような気がします。
もう焦って何が何だか分からなくなってしまった私。すると、車内にいた男性2人と女性1人が近づいてきました。
自分が思っているよりも周りの方が優しくて、感謝で胸がいっぱいに
(※写真はイメージです)
思わず「怒られる!」と思い、体が強ばってしまったのですが、その3人はベビーカーを一緒に持ち上げ、車内の空いているスペースまで誘導してくれたのです。
こんなに親切にしていただけるとは思っていなかったので、ただ「ありがとうございます」と繰り返すしかできませんでした。さらにその方々は、電車を降りる時にもサポートしてくれたのです。
「子育てをしている中でたびたび起こる困り事は、すべて親がなんとかすべき。
できなければ親は失格。そう考える人ばかりなんだろうな……」と思い込んでいたのですが、そうではありませんでした。
私もあの時いただいた親切を返せるよう、困っている人がいたら積極的にお声がけするようにしています。