2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になるとの推計があります[*1]。親が認知症になったり、あるいはその他の要因で介護が必要になった場合について考え、準備できてますか?将来の介護に備えるにはやはり費用面の確認が欠かせないでしょう。
しかし子どもが小さな子育て世代にとっては、まだ親も元気な年齢だという場合が多く、なかなか将来の介護のことまでは考えにくいかもしれません。そこで今回は25~59歳に行われた「親の介護・認知症に関する意識調査」(朝日生命保険相互会社)から、介護費用の準備にかかわる部分をご紹介します。
[*1]認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(概要)
親の介護費用について「まだ話し合えていない」46.7%
Q.将来の介護生活や介護費用の準備状況などについて、親や親族と話し合ったことはありますか。
朝日生命保険相互会社「親の介護・認知症に関する意識調査」より
まず、親の介護やその費用について、親や親族と話し合いをしているかと聞いた結果を見てみると、「いずれ話し合わなくてはいけないと思っているが、まだ話し合ったことはない」