くらし情報『不登校の要因、保護者は「先生との関係や学校」と考える一方、学校側は「本人の無気力・不安」と認識』

不登校の要因、保護者は「先生との関係や学校」と考える一方、学校側は「本人の無気力・不安」と認識

特定非営利活動法人・多様な学びプロジェクトが行った「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」。本記事ではこの調査の中から、保護者を対象とした調査結果(速報値)の内容をご紹介します。

保護者の考える「不登校のきっかけ」1位は「先生との関係」

目次

・保護者の考える「不登校のきっかけ」1位は「先生との関係」
・86%の親が不登校の子どもへの対応や将来に悩んでいる
・「子どもが適切な居場所に出会っていない」と思う親が46%
・行政に期待するのは、フリースクールなどの利用料への支援
・まとめ
・<調査概要>
Mynavi data 42


多様な学びプロジェクト「不登校の子を育てる保護者のニーズ調査」より

保護者が考える子どもの不登校のきっかけは、「先生との関係(先生と合わなかった、先生が怖かったなど)」が最も多く261人(33.5%)。次いで「学校システムの問題(価値観が古い、時代に合わない、風土に合わないなど)」が204人(26.2%)、「勉強は分かるけれど授業が合わない(授業がわかるけどつまらない、読み書きが苦手、グループワークが苦手など)」が158人(20.3%)、「学校のきまりなどの問題(学校のルールや校則に納得がいかなかった、制服を着たくなかったなど)」が149人(19.1%)でした(※1)。

学校側がきっかけとの回答が上位になっていることがわかります。

ここで比較として、学校を対象にした文部科学省の調査結果[*1]を紹介しましょう。それによると、学校(※2)が「不登校の要因」

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