「受ける意味ない?」大学受験を控え進路に迷う息子に、家庭教師の先生がかけた言葉
受験シーズンを迎え、希望の大学に行くかを悩んでいた息子
(※画像はイメージです)
2019年の冬、末っ子の息子(長男)が大学受験に悩んでいたころの話です。
長男の第一志望は東京にある某大学でしたが、長男の学力と比較すると難易度が高く、模擬試験でも厳しい判定が続いていました。
浪人してでも第一志望の大学を目指すのか、浪人を避けるためにレベルを落として第二志望の大学への合格を目指すのか、悩ましい選択に迫られていました。
コロナ禍も重なり、ますます進路に迷うことになってしまい……
(※画像はイメージです)
年が明け、新型コロナウィルス感染症が世の中に蔓延し始めました。
まったく予期していなかった出来事に、「もし第一志望の大学に合格できたとしても、東京のキャンパスに通って大学生活を送ることができるのか」と新たな懸念も生じてしまい……。
どの大学に行くにしろ、実際に通学できないのであれば、レベルを落として第二志望にしたところで意味がありません。
父親の私の希望としては、あくまでも第一志望を目指せばいいと思っていました。仮に合格できずとも、本人に悔いは残らないのではないか……と。
また万一、浪人して入学が一年遅くなれば、コロナも落ち着いて安心してキャンパスに通えるようになるのでは、という目算もありました。