痴漢が起きやすい車両の特徴は?位置による違いはある?混雑率は250%よりも200%でむしろ多いことが判明
都として初の大規模な痴漢被害の実態調査
東京都では、都内の痴漢被害の実態およびその傾向を調査して対策につなげるために、初めての大規模調査となる「痴漢被害実態把握調査」を実施しました。
なお、痴漢の定義としては「迷惑防止条例」で禁止された行為としていて、具体的に以下のような行為を指します。
・痴漢行為(5条1項1号)
衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること(体を触られた・体を密着された・ボタン等を外された・髪を触られた)
・卑猥な言動(5条1項3号の一部)
社会通念上、性的道義観念に反する下品でみだらな言語又は動作(匂いをかがれた・息を吹きかけられた・カバン等を押し付けられた・AirDrop等で画像を送られた・見せられた)
※盗撮行為は対象外
今回は同調査の中から、電車内での痴漢被害は具体的にどんな状況や場所で起きているのかを示したデータをご紹介します。
痴漢にあったときの混雑率|200%が約3割で最多
痴漢被害は混雑に乗じて起こりやすいと想像されますが、実際、今回の調査でもそれを裏付けるような結果が出ています。
まず、痴漢被害にあったときの電車の混雑率を聞いた結果を見ると、「200%」