痴漢が起きやすい車両の特徴は?位置による違いはある?混雑率は250%よりも200%でむしろ多いことが判明
が29.7%で最多となりました。次いで「180%」19.9%、「150%」14.5%と続きます。200%は「体が触れあい相当な圧迫」がある状況、180%は「体が触れ合うが新聞は読める」という状況です。こうしたなかでは痴漢だと思っても離れられなかったり、それが故意なのか偶然なのかをすぐに判断できないことが想像されます。加害者はそれを巧みに利用しているのでしょう。
なお、「身動きできない」ほどの乗車率である250%に至ると、痴漢被害にあった人は10%と、かえって低くなりました。
また、駅構内に関しては、「周りにある程度の人がいた(問題なく歩行などが可能)」が46.4%、「ある程度混みあっていた(体が触れ合う程度)」が24.4%でした。また、「周りにほとんど人がいなかった」も16.3%と少なくありません。
電車内と比べると、あまり混雑していなくても犯行が行われやすいという違いがあります。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より
痴漢にあったときの車両|真ん中が約6割
痴漢被害が起きている車両として最も最も多かったのは「真ん中あたりの車両」で、59.8%を占めました。「端の方の車両(おおむね端から2~3両目)」