くらし情報『昨年12月に文科省が出した“通知”を約2割の女子学生が知らず。受験と生理が重なることが不安な人は8割以上』

昨年12月に文科省が出した“通知”を約2割の女子学生が知らず。受験と生理が重なることが不安な人は8割以上

2023年12月に、文部科学省が「公立高校入試は生理による不調で追試が可能」とする通知を全国の教育委員会などに出しました。このことを受け今回は、受験生が抱える生理の不安や、実際にとられた対策を調査しています。

中高生の8割以上が「受験日と生理日が重なることに不安を感じた」

目次

・中高生の8割以上が「受験日と生理日が重なることに不安を感じた」
・生理対策として、低用量ピルの服用や医療機関にかかる人は1割未満
・文科省の生理の不調による追試対応の認知度は約2割と低く……
・自身の受験の際には「追試制度」を利用したいと思う人は6割以上!
・試験会場の設備とルールに関する声が多数。生理に対して求める配慮とは?
・調査結果まとめ
・調査概要
Main


初めに、受験経験のある中高生を対象に、受験日と生理日が重なることに対して不安を感じたことがあるかを聞きました。「ある」と答えた人は85.4%、「ない」と答えた人は14.6%という結果となりました。

さらに、受験日と生理日が重なることに対して「不安を感じたことがある」と回答した人に、どのような不安があったかを尋ねました。

「生理痛などの体調不良への不安」が81.9%で最も多く、次に「経血漏れなどの不安」66.2%、「試験に対して、自分の実力を出し切れるか不安」59.8%、「生理に伴う精神的な不安」49.5%と続きました。体調不良や経血漏れなどの身体的な不安だけでなく、精神的な不安を抱える人も多いことがわかりました。


生理対策として、低用量ピルの服用や医療機関にかかる人は1割未満

20240529 023833


次に、受験日までに検討した生理への対策を聞きました。

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