昨年12月に文科省が出した“通知”を約2割の女子学生が知らず。受験と生理が重なることが不安な人は8割以上
痛みがひどい、経血量が多いなど悩みがある際は、我慢せずに保護者など周りの大人への相談や、婦人科の受診を検討してみましょう。
文科省の生理の不調による追試対応の認知度は約2割と低く……
2023年12月、公立高校入試の受験日と生理日が重なった生徒への対応について、「追試は可能」とする通知が文部科学省より全国の都道府県の各教育委員会などに出ました。
この通知について「知っている」と回答した人は、中学生で15.2%、高校生で23.1%、「知らない」と回答した人は、中学生で84.8%、高校生で76.9%でした。
また、子ども(中学生から大学生)を持つ母親に同様の質問をしたところ、「知っている」17.9%、「知らない」82.1%で、いずれも約8割が知らないという結果となり、認知度が低いようです。
自身の受験の際には「追試制度」を利用したいと思う人は6割以上!
次に、追試対応の認知の有無にかかわらず、この通知についてどう思うかを聞いたところ、「必要な制度だと思った」と回答した人は、中学生で78.6%、高校生で86.6%、母親で75.9%となりました。制度を知らなかった人も含め、必要な制度だと感じた人が多いようです。