昨年12月に文科省が出した“通知”を約2割の女子学生が知らず。受験と生理が重なることが不安な人は8割以上
また、中高生で受験経験が無い人に「自分が受験する際に、この制度を利用したいと思いますか?」と聞いたところ、「利用したいと思う」64.0%、「利用したいとは思わない」10.0%、「わからない」21.9%という結果となり、実際に自分でも制度を利用したいと考える人が6割以上いることがわかりました。
必要な制度だと思った理由は、回答が多かった順に「生理が重く、コントロールが難しい人もいるため」は中高生91.2%、母親93.0%、「生理の影響を受けず実力を発揮できると思ったため」は中高生63.9%、母親62.4%、「体調を整えて試験を受けられる人が増えることは、公平だと感じるため」は中高生55.8%、母親54.3%となりました。「このような通知が出ることで、生理に対する理解が深まると思ったため」と回答した人は、中高生で34.6%、母親で44.1%おり、こういった制度の拡大によって、生理に対する理解度の向上を期待している人が一定数いることがわかります。
また、親世代は周囲の理解を促したいと考える人が子どもの世代よりも多いようです。
一方で、少数ですが「特に必要な制度だと思わなかった」