前田公輝の孤独との向き合い方「新しいことに挑戦して、寂しさを埋めてます」
(撮影:友野雄)
取材部屋に入った瞬間、流れているBGMを聞いて「良い曲ですね」と言う前田公輝。無音の空間でリラックスできるようにと、あえてカメラマンが選曲した音楽だった。「わざわざ流してくれてるんですよね? ありがとうございます!」といつだって爽やかな彼は、25年以上のキャリアがあるとは思えないほど、スタッフ一人ひとりにも気を配る。
突然仕事を失い、人生ヤケになった森川奈津実(久保田紗友)の元に現れたのは、御曹司・一条稜英(前田公輝)の幽霊だった……。そんなラブ&コメディ&サスペンス要素を含んだドラマ『私をもらって〜追憶編〜』に続き、二人の関係性がより深まっていく『私をもらって〜恋路編〜』の配信がスタート。稜英役の前田に、あらためて役作りでしたこと、撮影現場でのエピソード、孤独との向き合い方について話を聞いた。
役作りのための「稜英バッグ」
会社の機密情報を漏洩した疑惑をかけられ、何者かの策略により交通事故に遭ってしまう御曹司・一条稜英。同じく不慮の事故で生死を彷徨っていた森川奈津実(久保田紗友)との恋を育んでいく、本格的なラブストーリーでありながら、ファンタジー要素もある本作。