堂本光一「いつも通り、その時にしか観られない方のために全力を」 帝劇最後の『Endless SHOCK』が開幕
との返しが。しかし前田は「王様は、『SHOCK』を卒業してからにしてください、まだ王子でいて、私のために!」とリクエスト。カンパニーのあたたかい雰囲気も垣間見られた瞬間だった。
前田美波里から「まだ王子でいて」と懇願される堂本光一
帝劇ファイナル公演で堂本光一演じる主演の幼なじみであり、ライバルとなっていく役を務める上田竜也(左)
前田美波里演じるオーナーの娘リカ役をWキャストで演じる中村麗乃(左/乃木坂46)と綺咲愛里(右)
作品が掲げる“Show must go on”というテーマも、震災やコロナ禍なども経て、24年の間で大きく意味合いが変わっていった。改めてこの言葉の意義を問われると、堂本は「時代とともに、この言葉も受け取る側にとって変わっていく部分もたくさんあった。ストーリーの中で、ライバル役のタツヤが『コウイチは消えることを知りながらも走り続けている』と言います。何のために走り続けるのか。『SHOCK』も今月で最後ですが、たぶん千秋楽まで「もっとこうしよう、もっと良くしていこう」とやっていくのだと思う。それは何のためなのか……、やっぱり幕が開いたらそこにお客さまがいる。振り返ればこんなにも素晴らしい仲間たちがいて、オーケストラピットには素晴らしい音楽家の皆さんがいて、袖にはたくさんのスタッフがいる。