2022年1月27日 17:00
主演舞台はセリフなし! 小野塚勇人、コロナ禍があったからこそ踏み出せた新たな挑戦
笑いの表現や文化は日本と海外ではまた違うものだと思うので、まず日本のお客さんに刺さるようなリアクションを見せられたらと思っています。
石田さんの方から特に「これを見て」という指示はないんですが、今はYouTubeでもいろんな動画を見られる時代なので、そういうものを覗いたり、あとはジャッキー・チェンの映画の動きなんかを見たりしていますね。あの動きをそのまま取り入れるわけじゃないけど、自分らしい自然な動きをベースにしつつ、キャッチ―でコミカルなものも見せられたらと思っています。
――石田さんは本作の執筆にあたって、近年“してはいけない”ことが増えすぎているということを語っています。それを逆手にとって、楽しむためのこの作品を書いたとのことですが、共感・共鳴する部分はありますか?
小野塚ありますね。僕も会社に所属する人間ですし、個人で思ったことを自由に発信したら、それは僕ひとりの問題では済まない部分もあります。僕自身は、普段からあまりSNSなどで発信するタイプではないんですが、いろいろ思っていることはたくさんありますが、そういった部分には気をつけるようにしています。
物事に対して正論をぶつけたりするのではなく、逆手にとって物語として笑いにして発信するという、その発想は本当に素晴らしいと思います。