『お母さんが一緒』江口のりこ・内田慈・古川琴音の三姉妹バトル、ここまでヤレばむしろスッキリ!橋口亮輔監督9年ぶりの新作──【おとなの映画ガイド】
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数々の映画賞に輝いた『恋人たち』から9年ぶりに、橋口亮輔監督の新作映画が公開される。タイトルは『お母さんが一緒』。公開日は7月12日(金)。今回は、これまでのようなミニシアター系での上映だけでなく、シネコンでもかかる。江口のりこ、内田慈、古川琴音が三姉妹を演じる“ホームドラマ”。リラックスして楽しめる内容だ。ではあるのだけれど、なにせ、長女は江口のりこ。一筋縄ではいきません!
『お母さんが一緒』
橋口亮輔監督の作品は、決して難解ではないが、娯楽映画とかエンタテインメントとはタイプが異なる。
派手ではなく人間の心の深層をじっくり描くものが多い。
高校生の時から自主制作で映画を撮り始め、PFFアワードグランプリ受賞のあと、PFFスカラシップ作品『二十才の微熱』(1993) で劇場映画デビュー。その後、『渚のシンドバッド』がロッテルダム国際映画祭でグランプリ受賞し、世界でも名をはせた。これまでに発表した長編映画は5本、寡作の監督だ。そのほとんどが、映画賞や映画ベストテンで高い評価を得るなど、絶賛されている。
9年ぶりの新作は、CS「ホームドラマチャンネル」