2021年4月29日 11:00
およそ10人の人物をふたりで表現! 原田優一&太田基裕が語るミュージカル『ダブル・トラブル』
太田引っ込むという感覚はもはやないですね(笑)。ずっと舞台上にいるような感覚で、歌って踊って、セリフ言って。しかも、何役もやるという、なかなかの緊張感のある舞台ですね。
――最初に脚本を読まれたときの印象は?
原田いろいろな役を瞬時に入れ替わったり、ひとつの役をふたりで割ったりするんです。例えば、私がある役を前半でやるけれど、後半はもっくん(※太田の愛称)がやるんですね。1行挟んで別の役ということもあるので、「これ、物理的に(役を)変われるのか?」というところも含めて、とにかく混乱しました。
でも、すごく面白い構造になっている本です。そこを楽しめるようになるまで、頑張りたいと思います。
前途長い道のりだけれども(笑)。
およそ10役を着替えながら演じる難しい舞台
とにかく体で覚えていくしかない
――原田さんは、ここまで多くの役を演じるのは、初めてですか?
原田僕は『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル!2019』という作品で、ふたりで20役を経験したことがあるのですが、その時は、役名が書いてある帽子を被って、役を切り替えるという演出でした。出ずっぱりではあったのですが、今回は着替えもあるので、体力的には今回の方が大変ですね。