2021年7月22日 07:00
愛月ひかるが有沙瞳演じる運命の女性に翻弄される青年を熱演! 星組公演『マノン』神奈川公演開幕
愛月は、宝塚らしい颯爽としたヒーローではなく、女性に翻弄された挙げ句、身を持ち崩していく主人公を、情熱的に演じている。場面を盛り上げるフラメンコのメロディも印象的だ。
タイトルロールのマノンを演じるのは、新人公演や小劇場公演で、既に何度もヒロインを務めている有沙瞳。下級生の頃から芝居のうまさや歌唱力には定評があり、華やかな雰囲気を持つ有沙が、宝塚のヒロインには珍しい男の運命を狂わすファム・ファタル(運命の女)という難役にどう挑むか、こちらも注目したい。
出演はほかに、ロドリゴの身の上を案じる親友ミゲル役を綺城ひか理が、また、ロドリゴを悪の道に引きずり込むことになるマノンの兄レスコーを、入団6年目の天飛華音が好演している。
文:原田順子
宝塚歌劇星組神奈川芸術劇場公演
ミュージカル・ロマン『マノン』
2021年7月22日(木・祝)~2021年7月28日(水)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
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