2021年6月11日 18:00
結成30周年の軌跡を描いたL’Arc~en~Cielが、さらに先のミライを約束「合唱は次回のお楽しみに」
、ken(G)、tetsuya(B)、yukihiro(Dr)の4人がステージに揃った。緊張感が張り詰める中、いよいよライヴの幕は上がる。
hyde(Vo)
「X X X」のイントロが流れると、ステージの両サイドのビジョンには大きなエックスの文字。空撮ドローンが白いステージに大きく黒字で書かれた”虹”の意味を持つシンプルなバンドロゴを360℃から撮影、臨場感あふれるステージとメンバーを写した。yukihiroのタイトなドラムが響く中、美しいメロディと妖艶なhydeの歌声が晴れ舞台に響き渡った。初っ端からシリアスなナンバーに背筋が伸びる。
色彩豊かなポップチューン「Caress of Venus」では、カラフルなレーザーが飛び交う中、歌声はどこまでも華やかに曲に呼応してステージへと咲き誇っているかのようだ。《お気に召すがままに》のフレーズにあわせ、カメラに向かい投げキッスをするhyde。
「ジャンプ、ジャンプ!」と、オーディエンスが声を出せないからこそ、序盤からいつも以上に前のめりに距離をグッと近づけるパフォーマンスはお手のものだ。大きな拍手が広がる中、「CHASE」が披露されると、hydeのロングトーンが響き、そこからkenのピックスクラッチがキマった。