2021年9月2日 12:00
「和樹くんは天使です」加藤和樹×田代万里生ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』対談【前編】
みんなみたいにどんどん病んでいく感じとかないです。楽しいです!
加藤(笑)。でもそのぶん動きまくるよね。記者の役だから。
田代そうね。だから誰よりも汗をかいてる。特ダネ欲しさに燃えています!
――やはり韓国版のモンローとは違う感じですか?
田代韓国版のモンローはコミカルな雰囲気もあったようですが、今回のモンローはコミカル要素というよりも、本当に狂気と欲望丸出しという感じ。何に対しても誰に対しても全くひるまない、ものすごい圧と熱量がある役になっています。
加藤「特ダネをものにしたい!」「あわよくばそれで…!」というような役ですよね。
田代そう、だからみんなの不幸がエネルギーになるんですよ(笑)。みんながダウンしていけばいくほど、モンローはそれを燃料にして高らかに笑っていくっていう。
加藤でもこんな万里生さんは見たことないと思いますよ。割とちゃんとした人の役が多い印象がありますけど、こんなに汗かいて、常に笑って……アンダーソンに対してはちょっとうざいし(笑)。
田代白井さんには「モンローはハエのようにアンダーソンにまとわりついてくれ」と言われているので。
(加藤と田代がWキャストでラドゥーを演じた、’21年6~7月上演のミュージカル『マタ・ハリ』で)