2021年7月16日 11:45
『男はつらいよ お帰り 寅さん』サブスク開始記念! おウチ時間のための“今から寅さん”特集!
16歳で父親と喧嘩して家出をした寅さんが、20年ぶりに“くるまや”に現れるところから始まる記念すべき第1作。さくらの縁談をぶち壊して再び旅の人になる本作で、寅さんの過去や楽しいキャラを紹介しながら、寅さんがドサ周りの旅人になった理由や、旅先で出会った美人にすぐ恋をしてしまう設定が早くも確立している。ちなみに第2作の『続・男はつらいよ』(69)も、寅が産みの母親(ミヤコ蝶々)に会いに行く貴重なエピソードだ。
©︎1974 松竹株式会社
渥美清と吉永小百合が共演!
第13作『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』(1974)
第9作『…柴又慕情』(72)で、寅さんに背中を押されて陶芸家と結婚したマドンナの歌子。吉永小百合の演じた彼女が再び登場する本作では、夫と死別した歌子を励まし、以前からギクシャクしていた小説家の父親(宮口精二)との仲を取り持つために奮闘する寅さんに魅せられる。寅さんが歌子に「今、幸せかい?」と声をかけ、その言葉で彼女が笑顔を取り戻すクライマックスが印象的だ。寅さんの優しい人柄がよく分かる。
©︎1975 松竹株式会社
マドンナの本命リリーとの名シーンが続々!
第15作『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(1975)