2021年7月16日 11:45
『男はつらいよ お帰り 寅さん』サブスク開始記念! おウチ時間のための“今から寅さん”特集!
第11作『…寅次郎忘れな草』(73)で浅丘ルリ子が演じた、歌手のリリーと寅さんが初夏の函館で再会する本作。ここでは第50作『…お帰り 寅さん』(19)でも触れられる伝説の“メロン騒動”や寅さんとリリーの相合い傘、さくらがリリーに「お兄ちゃんと結婚して」と頼むいじらしいエピソードが次々に登場。中でも「寅のアリア」は、シリーズ屈指の名シーンだ。リリーの幸せを願う、寅さんの心の美しさに涙する。
©︎1976 松竹株式会社
単体の映画として楽しめる傑作バディムービー
第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976)
寅さんが日本画檀を代表する画家と友情を育み、芸者のぼたんと軽口を叩き合うほど仲良くなる本作は、シリーズ未見の人も単体で楽しめる傑作だ。先の読めない驚きの展開とバディムービーを彷彿とさせる面白さがあり、寅さんが彼ならではのやり方で悪党をこらしめるクライマックスがとにかく痛快!太地喜和子が演じた芸者のぼたんと寅さんのかけ合いも心地良いし、寺尾聰の実父でもある宇野重吉が扮した画家と寅の心の交流が胸に染み入る。
©︎1989 松竹株式会社
寅さんの甥・満男の恋のドラマも必見!
第42作『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989)