2021年6月7日 13:00
「向井太一 COLORLESS TOUR 2021」ライブレポート “明日もう1回がんばってみよう”そう思える最新アルバムを携えた約1年ぶりのリアル+配信ライブ開催
という挨拶から、エレピのフレーズに導かれた切なくも愛らしいラブソング「Ups & Downs」、「みなさん、手を挙げられますか?!」(向井)という呼びかけによってナチュラルな一体感が生まれた「Comin‘ up」を披露。ネオソウル、オルタナR&Bのテイストを交えながら、日本語のポップスへと昇華したアルバム「COLORLESS」の魅力が、ライブの冒頭から生々しく伝わってきた。
「知ってる人は心の中でいっしょに歌ってください!」と呼びかけ、ポップ&ソウルフルなボーカルが響き渡った「I Like It」、アタックの強いファンク・ビートによって、観客のテンションがさらに上がった「FREER」、そして「COLORLESSTOUR2021、ようこそおいでくださいました」「1年以上ぶりに皆さんの前で歌うことができてます」「最後まで“最高”と言ってもらえるように、心を込めて歌います」というMCの後は、シックな手触りの楽曲を次々とパフォーマンス。
抑制の効いたトラックと憂いを帯びたボーカルが溶け合う「Sorry Not Sorry」、ソファに座りながら<いっそすべて終わらせられたなら/けど心はまだあなたのもの>と痛々しいまでの切なさを滲ませた「Bed」