2019年10月19日 00:00
宝塚花組トップ・明日海りおのサヨナラ公演が東京で開幕
単なるフェアリーテイル(お伽噺)では終わらず、水質汚染などの環境問題も織り交ぜているところが、この演出家の作品らしい。
併演のショー『シャルム!』は、明日海と組んで『宝塚幻想曲』をヒットさせた稲葉太地が作・演出を担当。芝居とは打って変わり、男役明日海りおの17年間の集大成として、スーツ、軍服、黒燕尾などに身を包み、時に熱く激しく、時にクールで端正に、時に危険な香りさえ漂う、さまざまな明日海の魅力を堪能することができる。
中でも、ANJU(元花組トップ安寿ミラ)振付の黒燕尾の群舞から、明日海が次期トップスターに決まっている柚香光の背中をそっと押して歩き出させるシーン、その後の明日海のソロナンバー「CHE SARA(ケ・サラ)」までの一連の流れは感動的だ。
宝塚歌劇花組公演 三井住友VISAカード シアター Musical『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』、三井住友VISAカード シアター レヴューロマン『シャルム!』は11月24日まで東京宝塚劇場で上演。
文:原田順子
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