2021年6月22日 17:00
古田新太、自ら発案の舞台―ミュージカル『衛生』は“汚い”けどスカッとした気分になれる作品
撮影:源賀津己
古田新太がまたもオモシロ舞台を企てた! 7月に東京、大阪で、8月に福岡で幕を開ける、「ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~」だ。脚本・演出を担うのは、古田とは『いやおうなしに』(2015)以来、二度目のタッグとなる福原充則。その内容は、“悪者”だらけの“汚い”ミュージカルになるという。そこでこの問題作の首謀者・古田に、企ての詳細をじっくりと訊かせてもらった。
発展途上国の日本が先進国を目指すバイタリティ
――福原さんと一緒に本作の構想を立ち上げたそうですね。
別の作品で一緒になったときに、ふたりでまた、別のパターンの作品でやりたいねって、あと福ちゃん(=福原)が「そのときは演出もやりたいです」って言うから、じゃあそれで企てようって話になって。せっかくなら福ちゃんに新しい戯曲と詞を書いてもらって、曲も書き下ろして、ミュージカルにしようぜってことになりました。
――“汚い”ミュージカルにしたい、というのも古田さんのアイデアだと聞いています。
「ミュージカル『衛生』〜リズム&バキューム〜」チラシ
下ネタがやりたいというのはありました。リーダー(=河原雅彦)とか宮藤(官九郎)