日向亘が上るスターへの階段「自分の出した正解の演技で、観客を納得させたい」
だからしっかり自分なりの台本を読む力が欲しいんです。台本をいかに自分なりに理解して形にするかっていうのがすごく大事なこと、きっと一番大事な工程だから、そこを伸ばしたいです。
――演技にメソッドやレッスンは必要ですが、そのうえで個性というものが重要視されますものね。
市原隼人さんが『太陽は動かない』の舞台挨拶でおっしゃっていましたが、やっぱりその人にしかできない役だからオファーが来るんだろうなと思いました。だから自分なりの、自分が正しいと思ったものが演技の正解で、それをいかに皆さんに共感してもらえるかっていうのが、重要なんじゃないかな。
――まだ16歳なのに、そこまで考えていらっしゃるのが素晴らしいです。
実はミシンが得意⁉リメイクに大ハマり中
――では最後に、プライベートについて教えてください。最近、ハマっていることはありますか?
僕、もともと母親が縫物上手で、英才教育じゃないですけど、ミシンの使い方なんかを昔から教わっていたんです。
そうしたら最近、友達から「古着なんかを切ってリメイクをしているから、一緒にやろうよ」って誘われて、面白そうだと思って始めたら本当に楽しくて。
――クリエイティブな趣味!
やっぱり今は、いろんな服を着させてもらう機会も多いし、服に対する興味が高まっているんです。