くらし情報『劇団四季『アナと雪の女王』が遂に幕開け!観る者に勇気を与える、圧巻の舞台をレポート』

2021年6月25日 07:00

劇団四季『アナと雪の女王』が遂に幕開け!観る者に勇気を与える、圧巻の舞台をレポート

が歌う「愛の何がわかる」もコミカルで楽しい。そこで出会う雪だるまのオラフ(小林英恵)がまた愛らしく、パペットを操る俳優と共に、アニメ版同様、舞台版でも人気者になりそうだ。

しかし圧巻は何と言っても、1幕ラストのナンバー「ありのままで」だろう。舞台奥の全面に設置されたLEDを駆使し、照明とプロジェクションマッピング、そして装置の力で、瞬く間に物が凍りつき、氷の宮殿が出来上がっていく様子は、見事という他はない。床面が凍っていくところまでよく観たければ、2階席がおすすめだ。岡本の歌唱は、最初はまだ自信がなさそうに歌い出し、手袋やマントが飛び去り、引き抜きのように一瞬にして衣裳が替わるにつれて、どんどん力強さを増し、表情も生き生きしていく。

2幕はまず、冒頭のワンダリング・オーケンの店の場面で、店主のオーケンが歌う「ヒュッゲ」が楽しい。そして、再会したエルサとアナの「あなたを失いたくない」が、この物語のテーマでもある、姉妹の強い絆と愛を歌っていて、心に響く。
舞台版で、他の曲と同様、クリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスの手によって加えられたエルサのナンバー「モンスター」も、彼女の心情が切々と伝わってくる。

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