くらし情報『宝塚星組トップスター・礼真琴、『柳生忍法帖』で「新しいジャンルの挑戦」』

2021年9月17日 12:00

宝塚星組トップスター・礼真琴、『柳生忍法帖』で「新しいジャンルの挑戦」

礼真琴


宝塚歌劇星組公演『柳生忍法帖』、『モアー・ダンディズム!』が9月18日(土)より、兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。前回の星組大劇場公演『ロミオとジュリエット』では、ピュアでまっすぐなロミオを情感豊かに演じて魅せたトップスター・礼真琴。今作では一転、立ち廻りも満載の『柳生忍法帖』では隻眼の天才剣士・柳生十兵衛に扮する。作品の見どころや意気込みを、取材会で聞いた。

柳生十兵衛で“包容力”、レビューでは“男役の美学”を追求

史実にフィクションを織り交ぜ壮大なスケールで描いた山田風太郎の傑作時代小説『柳生忍法帖』。宝塚歌劇で初の舞台化となる本作は、礼にとっても「新しいジャンルの挑戦」だ。時は江戸時代。暴政を敷く会津藩主・加藤明成は、自分を見限り出奔した家老・堀主水(ほりもんど)を断罪し、一族の女たちをも襲撃。
生き残った7人の女たちは、隻眼の天才剣士・柳生十兵衛を指南役に迎え、かたき討ちを誓う……。柳生十兵衛について礼は「男らしくてカッコよくて、日本人魂が渦巻いている素敵な男性だなという印象です。かたき討ちをする7人の女性たちのことを常に気遣っていたり、ふと優しい言葉をかけてあげたり、ただ厳しくて強いだけでなく、彼の持つ優しさにすごく惹かれます。

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