くらし情報『福山雅治、全曲バラードで示した30年の軌跡「音楽は時空を超える」』

2021年3月21日 23:45

福山雅治、全曲バラードで示した30年の軌跡「音楽は時空を超える」

今現在すごく遠くにあるもの、地球上に存在している、行きたいけどなかなか行けない場所、逢いたいけどなかなか逢えない人に対する想いであるとか…そういう対象に対して過去・現在・未来へと時空を超えながら想いを馳せることができるのが音楽の力なんだと。その“想いを馳せる”という行為の美しさを、今日はこの全曲バラードライブで表現したかったのかな?と」。

福山雅治、全曲バラードで示した30年の軌跡「音楽は時空を超える」


このライブの深部を貫くテーマを言葉にすると、ラストは、コアファンに根強く愛し続けられている「あの夏も 海も 空も」を披露。パイプオルガンの音色が厳かに響き、人差し指を立てた右手を高く掲げた福山は、力強く歌い始める。失われてしまった時間を嘆くのではなく、大切な想い出として封じ込めた切なくも眩いバラード。ストリングス、ホーンセクションが多層的に絡まり合い、深い感慨を呼び起こすのだった。

「この先また一体どんなライブができるか、またさらに知恵を凝らしてクリエイティヴしていきたいと思っています。本当に今日はありがとう!また逢いましょう!」との挨拶で本編を締め括った。


目には見えない何か、逢えない誰かに対して想いを馳せる時間の素晴らしさ、大切さ。音楽というものの本質を改めて見つめ直し、コロナ禍に屈せずクリエイティヴであり続け、エンターテインメントしていく心意気を見せてくれた福山雅治。

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