くらし情報『「アニメに興味がない人にも観てもらいたい」『ハケンアニメ!』監督が作品にこめた想い』

2022年5月20日 07:00

「アニメに興味がない人にも観てもらいたい」『ハケンアニメ!』監督が作品にこめた想い

とは衝突ばかりで、チームの足並みは乱れていく。一方、瞳がアニメーションの世界を志すきっかけになった天才アニメーション監督の王子千晴(中村倫也)もプロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)のバックアップを受けて8年ぶりの新作『運命戦線リデルライト』の制作にあたっていた。

瞳の手がける『サウンドバック』と王子が手がける『リデルライト』は同じ曜日の同じ時間に放送。どちらの作品が視聴者の支持を得るのか? それぞれの作品が問題を抱えながら制作を進め、ついに初回放送がスタートする。

本作ではアニメーションの制作過程が丁寧に描かれ、そこで活動する人々の日常や悩み、迷いが描き出されるが、監督は観客が自分の目でアニメ制作の世界を覗き込んでいるような語り口を選んだ。

「脚本の段階で頭にあったのは『千と千尋の神隠し』です。あの映画は不思議な湯屋の世界を、観客は千尋の目線で一緒に旅していく。結果的にその全貌はわからないけど、最後のゴールまではたどり着くことができる。
だからこの映画でも観客が突然 “アニメづくりの世界”に放り込まれて、瞳監督と一緒に旅していくイメージがありました。だから撮影の段階でも、瞳監督の見ているものを描こうとしましたし、彼女が話す場面では、そこにいる全員が彼女を見ている場面を入れるようにして、観客に瞳監督の視点を味わってほしい、ということを意識していました。

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