Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」
「10年やってきたよかった」という思いもありましたけど、どちらかというと「面白いことができている」「まだやりたいことがいっぱいある」ということも確認できたのかなと、振り返ると思いますね。
――この先の可能性を感じた、と?
そうですね。「将来的にはこういうふうにしたい」「こんな感じで踊ってほしい」だったり。ダンスミュージック、音楽で踊ることの可能性を感じたツアーでしたし、あとはやはりお客さんのレスポンスですかね。自分たちの音楽を楽しんでくれて、向き合ってくれている。そのことを実感できたのは本当にありがたいし、感謝ですね。――ラッキリのオーディエンス、本当にいい雰囲気ですよね。オープンマインドで楽しんでいて。
各地のメディアの方にも同じことを言っていただきます。お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思うし、そこは大事にしていきたいです。夏のツアーだけではなくて、僕らは“自由に踊ろう”ってずっと言い続けてきたんですよ。お客さんも「仕方ねえ、自由に踊るしかねえか」みたいな感じで浸透してきたのかなと(笑)。
――浸透するまでに時間がかかった?
メジャーデビューのタイミングでコロナ禍になりましたからね。