Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」
全然踊れなくなりましたし、右肩上がりというわけにはいかなくて。でも、去年くらいからフェスの本数がすごく増えて、その中でラッキリのことを知ってくれた人も多いんじゃないかなと。ライブにおけるお客さんの反応もすごくよくなったし、その中から生まれたコミュニティなんだと思います。
――そもそも日本のオーディエンスは“自由に踊る”のが苦手なイメージもありますが……。
そこはあまり気にしていないですけど、周りの目が気になったりして、自由に楽しめなくなるのはイヤだなと思いますね。もちろん踊り方は何でもいいんですけど、音楽を受け取ったときの反応を素直に出せるというのが大事なので。それをお互いに尊重し合える空間にしたいという気持ちも強いです。
――ライブでそういう体験をすれば、普段の生活にも影響がありそう。
そうなったらいいですよね。人生って意外と何でもいいというか(笑)、どうにでもなると思ってるんですけど、なぜかルートが決まってるように見えてしまうじゃないですか。全然違う道を歩いてみたり、その先で誰かと一緒に歩くのも楽しいし、そういう可能性を感じられるライブ空間になればいいなと思っているので。