くらし情報『Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」』

Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」

そういうことを考えるようになったのは、ここ2~3年なんですけどね。ダンスミュージックが持っている人と人のつながりというか。ダンスミュージックの起源を考えると当然の帰結ではあるんですけど、僕も30代になって「自分1人の力でできることは限られてるな」と思うようになって。最初から「1人でやってやるぞ」と思ってたわけではないんですけど、人とのつながりのなかで生きていくのが人生の本質なのかなと。人生は自分だけでプレイするゲームではないですし、そこを捉え間違えてしまうと、「何かを手に入れてもずっと孤独」ということが起こり得るかもしれないなと。みんなで何かをやったり、共有することそのものが喜びになるという感覚ですね、今は。

Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」


――バンドはまさにそうですよね。

バンドって、それ自体がコミュニティなんですよね。
作曲は僕がやってますけど、メンバーの意見も入っているし、どうでもいいことを話している時間とかがあるからこそ、安心して曲を書けるのかなと。バンド自体もどんどん変化しているんですよ。ライブを重ねる中で音楽の楽しみ方が広がっているし、グルーヴの捉え方、何を表現するか? ということについても、1年前とは全然違うので。

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